高齢者の施設の説明3.介護療養型医療施設(介護療養病床)とは
高齢者の施設の説明3.介護療養型医療施設(介護療養病床)の概要
高齢者の施設の説明3.介護療養型医療施設(介護療養病床)について説明させて頂きます。
高齢者施設についてというページで各高齢者住宅・施設の説明をしていますが、説明不足の点もありますので、ひとつひとつ詳細を説明したいと思います。
※高齢者施設・住宅
高齢者施設・住宅というと、多くの方が特別養護老人ホームと、有料老人ホームを思い浮かべると思います。しかし実際には、下記の表の通り多くの種類があります。今回はその中でも『介護療養型医療施設』について詳しく説明します。
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ※⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ||
⑧シルバーハウジング | ||
介護療養型医療施設の説明
※概要
定義 | 介護療養型医療施設とは、療養病床等を有する病院又は診療所であって、当該療養病床等に入院する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて療養上の管理、看護、医学的管理下での介護、日常生活上の世話、昨日訓令、必要な医療を行う施設です。 |
基本的な性格 | 重医療・要介護高齢者の長期療養施設 |
事業主体 | 基本的には医療法人(一部社会福祉法人) |
施設数(定員) | 約2,700ヶ所(約12万人) |
入居対象者 | 要介護1以上(長期の治療が必要な高齢者の方) |
平均在所日数 | 427.2日(厚生労働省調べ平成20年10月) |
平均要介護度 | 4.36(厚生労働省調べ平成22年10月) |
高齢者の介護療養型医療施設は、平成30年(2018年)3月末日の廃止が決まっています。その後医療の必要性が高い人は、医療保険型の療養病床や、老健よりも医療面に充実した「新型老健」と呼ばれる新しい介護施設へ移る必要が出てきます。
※設備面
居室の種類 | 従来型多床室(相部屋)・従来型個室・ユニット型準個室・ユニット型個室 | |
ユニット型 | 面積/1人 | 10.65㎡以上 |
定員 | 原則個室 | |
従来型 | 面積/1人 | 6.4㎡以上 |
定員 | 4人以下 | |
食堂 | 入院患者×1㎡以上 |
介護療養型医療施設は、老人保健施設と同様、4人部屋が主流です。個室は、病院によってまちまちではありますが、費用が高額になることがあります。
※サービス面
介護サービス | 介護保険施設 |
医師※ | 3人以上(48:1以上) |
看護職員・介護職員 | 6:1以上 |
作業療法士(PT)・理学療法士(OT) | PT又はOTが適当数 |
機能訓練指導員 | ‐ |
生活相談員 | - |
介護支援専門員 | 常勤1人以上、100:1を標準 |
※医療面
医療施設なので、ほかの介護保険施設と比べると、医師、看護師の数も多く、医療関係のサービスが充実しています。たん吸引や胃瘻、褥瘡、経管栄養、尿管カテーテル、酸素吸入といった医療措置が必要な方でも問題なく入居可能です。ターミナルケアや看取りの場となることも多くあります。また在宅での生活が困難な認知症の方でも入所が可能です。
※月額目安
医療費負担が大きいため、老健や特養と比べると月額利用料が高くなります。
※入居一時金:不要
※介護保険の自己負担費用目安(1ヶ月)
介護度 | 従来型多床室 | 従来型個室 | ユニット型準個室・個室 |
要介護1 | 23,580円 | 21,300円 | 23,670円 |
要介護2 | 25,020円 | 22,710円 | 25,080円 |
要介護3 | 26,910円 | 24,600円 | 27,000円 |
要介護4 | 28,500円 | 26,160円 | 28,590円 |
要介護5 | 30,090円 | 27,750円 | 30,180円 |
※1単位10円換算・1ヶ月30日換算
※月額目安
介護度 | 従来型多床室 | 従来型個室 | ユニット型準個室・個室 |
賃料 | 約1万円 | 約3.5万 | 5万円~15万円 |
食費 | 約4万円~5万円 | ||
介護保険料 | 約2万~3万円 | ||
合計 | 7万円~9万円 | 9.5万~11.5万円 | 11万~25万円 |
賃料や食費は病院によって異なる設定を設けています。また上記の他に、理髪代やレクリエーション代、医療費が掛かります。病院によって個室を利用して1ヶ月25万円以上となるところも多くあります。
※負担軽減措置
高齢者の高額介護サービス費の支給と同様に、年金などの所得に応じて段階的に負担限度額が設けられています。市区町村に申請し、介護保険負担限度額認定書の交付を受けると1ヶ月の負担は以下のようになります。
所得制限の区分についての⑦高額介護サービス費支給制度とはを参照ください。
※居住費と食費の負担限度額(1ヶ月)
介護度 | 従来型多床室 | 従来型個室 | ユニット型準個室・ | ユニット型個室 | 食費 |
所得区分1 | 0円 | 14,700円 | 14,700円 | 24,600円 | 9,000円 |
所得区分2 | 9,600円 | 14,700円 | 14,700円 | 24,600円 | 11,700円 |
所得区分3 | 9,600円 | 39,300円 | 39,300円 | 39,300円 | 19,500円 |
所得区分4 | 9,600円 | 49,200円 | 49,200円 | 59,100円 | 41,400円 |
※1ヶ月30日換算
上記下線部のみ特別養護老人ホームとの相違点になります。
<申し込み方法等>
介護療養型医療施設の情報については、病院のMSW(退院支援担当者)、市町村の介護保険課、地域包括支援センター等で聞きましょう。入所の申し込みは、病院に直接行って行います。
高齢者の施設の説明4.養護老人ホームの概要
高齢者の施設の説明4.養護老人ホームについて説明させて頂きます。
高齢者施設についてというページで各高齢者住宅・施設の説明をしていますが、説明不足の点もありますので、ひとつひとつ詳細を説明したいと思います。
※高齢者施設・住宅
高齢者施設・住宅というと、多くの方が特別養護老人ホームと、有料老人ホームを思い浮かべると思います。しかし実際には、下記の表の通り多くの種類があります。今回はその中でもご存じない方も多いと思います『養護老人ホーム』について詳しく説明します。
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ※⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ||
⑧シルバーハウジング | ||
養護老人ホームの説明
※概要
定義 | 養護老人ホームとは、経済的理由のほか、家族や住居の状況など現に置かれている環境のもとでは居宅において生活することが困難であると認められる自立した高齢者が入所する社会福祉施設 |
基本的な性格 | 行政が入所を判断する福祉施設 |
事業主体 | 社会福祉法人 |
施設数(定員) | 約1,000ヶ所(約6.5万人) |
入居対象者 | 自立 |
高齢者の入所者が自立した日常生活を営み、社会的活動に参加するために必要な指導や訓練を行うことを目的とする施設です。
※設備・サービス面
居室の種類 | 原則個室(2人室可) |
一人当たり面積 | 10.65㎡以上 |
介護サービス※ | 居宅サービス |
※2006年改正により、入所者が要介護等の状況になった場合は、介護保険の居宅サービスが利用出来るようになり、さらに養護老人ホームが外部サービス利用型特定施設入居者生活介護の指定を受けられるようになりました。
※医療面
養護老人ホームは、医療面と福祉面のサービスを併せて提供してもらえる施設ですが、医療面でのサービスは必要最低限のものとなります。
※月額目安
養護老人ホームに費用については、入居者本人や扶養義務のある家族の世帯収入、課税状況にもとづき決定されます。
一時金 | 不要 |
月額料金 | 0万~10万円 |
<申し込み方法等>
入所を希望される方は、居住する市町村の老人福祉担当課にご相談することになります。
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