認知症高齢者グループホームとは
グループホームは、認知症の高齢者が、少人数の5人から18人などでより家庭に近い雰囲気の中で
介護や支援を受けながら、日常生活で可能な範囲で食事の支度や掃除、洗濯などの家事を行い、
自宅に近い状況で暮らすことができる施設です。
介護関連の場合、認知症高齢者のための住まいとして、認知症対応型老人共同生活援助事業といわれ、
家庭に近い環境で、入居高齢者の能力に応じてそれぞれが料理や掃除などの役割を持ちながら、
自立した生活を送ります。
認知症にかかっている高齢者が入居を検討する施設としては、最初に検討されます。
グループホームでの介護支援は、認知症の方が混乱せずに普通の生活ができることを最優先します。
グループホームの場合、医師や看護師の常駐ではないため、
水分や栄養をチューブで胃に入れる胃ろう、鼻などから流動食を投与する経管栄養、床ずれ、
尿管カテーテル、酸素吸入や痰の吸引といった医療措置が必要な方は、入所を断られる場合もあります。
また、入所中に状態が変わって医療措置が必要となった場合など、
状況によっては退去を命じられることもありますし、
病気などで医療機関への入院が長期化の場合も、退去ということになります。
認知症高齢者グループホームの入所条件とは
地域密着型のサービスですので、その地域に住んでいる、住民票があることも必要になります。
また、入所時点で極端に暴力的なため共同生活が困難であったり、
医療的ケアが必要な持病があったりする場合は、施設判断により入所できない場合があります。
市町村によっては、2親等以内の親族がに3ヶ月以上在住していれば、入所できる場合もありますので、
施設もしくは施設所在地の市町村窓口にてご相談してください。
介護保険は、要支援2以上の介護認定を受けた認知症の人が入所対象です。
認知症であるという医師の診断書も必要となります。ただし、
治療を優先すれば改善が可能な、急性の疾患による認知症である場合は入所できないことがあります。
認知症高齢者グループホームの月額費用
グループホームにおける月々の利用費用は家賃にあたる居住費、食費、
グループホームサービス費、サービス加算、水光熱費・オムツ代などの
その他費用の合計となります。居住費や食費に対しては、収入に応じての減免制度がありません。
自治体によっては、障がい者や難病患者などで非課税の方などの場合に
家賃補助が受けられる補助制度を導入しているところもありますので、
ケアマネージャーや市区町村の担当窓口で相談をおすすめします。
賃料 | 家賃相当額 |
---|---|
管理費・共益費 | 職員人件費、施設の維持管理費など |
水道光熱費 | 水道代、電気代、ガス代など |
有料老人ホームや介護保険施設の定員とは違い、グループホームの定員は、ユニットという 単位で表されています。1つのユニットは9人となっており、多くの施設で定員:2ユニット18人 という表示を見ると思います。
認知症高齢者グループホームの介護保険の自己負担額について
グループホームのサービス費用と、サービス加算に関しては、1割負担で利用できます。要介護状態によって1日の単位が決められているため、介護度と照らし合わせて確認してみましょう。1単位あたりの単価はお住まいの地域によって変わってきます、介護保険・地域別単位加算表と照らし合わせて概算してみましょう。
1ユニットの場合 | 要支援2 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
---|---|---|---|---|---|---|
自己負担額 | 22,650 | 22,770 | 23,850 | 24,540 | 25,050 | 25,560 |
2ユニットの場合 | 要支援2 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
---|---|---|---|---|---|---|
自己負担額 | 22,290 | 22,410 | 23,460 | 24,180 | 24,660 | 25,140 |
※直近の介護報酬です。また、事業所によっては提供しているサービス内容や運営体制応じて、サービス費プラス、 夜間ケア加算や医療連携体制加算、看取り介護加算、認知症専門ケア加算、 サービス提供体制強化加算などがありますので、これらが別途サービス加算費用として必要です。
認知症高齢者グループホームのサービス内容によって加えられる加算とは
グループホームでは、看取りや職員の人数を手厚くすることに対して、様々な加算処置がとられ、利用者にサービス加算として負担がかかっています。より良い介護を受けるためには大切なことです。
サービス内容、加算 | 1日あたりの 単位数 |
1日あたりの 自己負担額 |
30日あたりの 自己負担額 |
---|---|---|---|
初期加算 | 30単位 | 30円 | 900円 |
夜間支援体制 加算 |
50単位 25単位 |
50円 25円 |
1500円 750円 |
若年性認知症 利用者受入れ加算 |
120単位 | 120円 | 3600円 |
医療連携体制 加算 |
39単位 | 39円 | 1170円 |
看取り介護加算 (死亡日) |
1280単位 | 1280円 | ― |
(死亡日前日 及び前々日) |
680単位 | 680円 | ― |
(死亡日以前4日 以上30日以下) |
114単位 | 114円 | ― |
認知症専門 ケア加算(Ⅰ) |
3単位 | 3円 | 90円 |
認知症専門 ケア加算(Ⅱ) |
4単位 | 4円 | 120円 |
サービス提供体制 強化加算(Ⅰ)イ |
18単位 | 18円 | 540円 |
サービス提供体制 強化加算(Ⅰ)ロ |
12単位 | 12円 | 360円 |
サービス提供体制 強化加算(Ⅱ) |
6単位 | 6円 | 180円 |
サービス提供体制 強化加算(Ⅲ) |
6単位 | 6円 | 180円 |
退居時相談 援助加算 |
400単位/回 | 400円/回 | ― |
加算項目があることは、実際にサービスを利用していないとなかなか分かりにくいことです。 グループホームに入居するのであれば、その施設が加算対象としている項目の内容を知ることは、 どんなサービスを提供しているのかを知ることです。
認知症高齢者グループホームの月額費用の相場
立地条件によりますが、郊外にある施設であれば介護保険適用外分で、 月あたり約10万円から約15万円前後、都心部であれば約15万円から約20万円前後が利用料金の相場です。
グループホームの家賃助成制度とは
グループホーム・ケアホームに入居している方で家賃負担がある方
、生活保護又は市民税非課税世帯になる方です。
家賃発生のないグループホームに入居されている方は、支給対象外です。自治体では、障害者自立支援法の改正によって2011年10月からグループホーム、ケアホームの
入居者に対して、特定障害者特別給付費という家賃補助の支給を開始しています。
生活保護受給者など経済的に困難な状況にある方に対して設けられている
家賃助成ではありますが、少しでも負担が軽くなれば入居できる可能性も広がります。
月あたりの年金収入が10万円前後の方にとって、1万円と言う金額は大きな額です。
制度を知って、活用できるのであれば活用しましょう。
グループホームの家賃助成の申し込み方法
家賃助成を受けたい方は、住民票のある市区町村役場の生活支援課や福祉課などに 申し込みをすることとなります。対象となる方は、是非活用しましょう。 本人が該当しているのか分からない、手続き方法などに不安がある本人やお身内方は、 担当ケアマネージャーに相談しましょう。
成年後見制度の活用とは
成年後見制度は、判断能力が低下した認知症高齢者などの方々を、親族や弁護士、
司法書士などが成年後見人として契約や財産管理をすることができます。
成年後見制度には、法定後見制度、任意後見制度という2種類の制度があります。
まだ認知症が軽度の場合は、本人の判断力や記憶力が将来さらに低下したときに
備えあらかじめ任意後見人を選んでおくことができる任意後見制度を活用することも検討のいとつです。
もし、今、本人の判断能力がない場合には、法定後見制度を利用して、
家庭裁判所に後見人となる人を選出してもらうこととなります。
後見人になると、不動産などの管理や保存、処分、金融機関との取引、
家賃の支払いといった財産管理はもちろん、本人の住まいの契約締結、費用の支払い、
介護保険の利用手続きなどの身上監護を行うことができるようになります。
老人ホームの種類費用・介護施設の種類や費用別に案内をしています。
老人ホームや有料老人ホーム、高齢者向け賃貸住宅、特別養護老人ホーム(特養)など、 全国35,000件以上の高齢者向け施設・住宅の情報をご紹介している介護施設検索でき、ネットから入居資料パンフレット請求ができます。全国の老人ホームが毎日空室状況を更新しています。

人気の介護施設の口コミ・ランキングや即入居可・空室有りの施設特集
夫婦入居・二人部屋に対応している介護施設特集、24時間看護の介護施設特集
認知症可の介護施設特集
認知症重度対応可の介護施設特集
安い・低価格の介護施設特集
高級・プレミアム感のある介護施設特集
入居一時金0円でも入れる介護施設特集
新設・ニューオープンの介護施設特集など案内です。

全国の老人ホーム、介護施設、高齢者住宅、グループホームなどの種類や費用別入居パンフレット請求です。 各都道府県から市町村別で、入居時費用、自立 、要支援1・2 、要介護1から要介護5、認知症の各種条件で 検索でき、ネットから資料請求できます。 7ヶ月以内に新規オープンした老人ホーム、介護施設、高齢者住宅、介護療養型医療施設、グループホームなどの施設から探せます。 24時間看護師常駐の老人ホーム、介護施設、高齢者住宅、介護療養型医療施設、グループホームなどの施設から探せます。 入居金0円の老人ホーム、介護施設、高齢者住宅、介護療養型医療施設、グループホームなどの施設から探せます。 認知症でも利用可能な老人ホーム、介護施設、高齢者住宅、介護療養型医療施設、グループホームなどの施設から探せます。

老人ホーム入居をお考えの方を支援するサイトです。種類や費用の希望条件に叶った全国の施設情報を求める方のナビゲーターとして、老人ホーム検索は、各種条件で介護施設検索でき、ネットから入居パンフレット請求ができます。
全国の老人ホームや介護施設を各種条件で検索し、ネットから入居パンフレット請求ができます。
24時間看護体制で緊急時ケアも安心の、日中から夜間まで看護師常駐の施設から探せます。
専門ケアが充実し、認知症の方でも安心して生活できる老人ホーム・高齢者住宅、施設から探せます。
上質のサービスや設備、至上の食事などを極めた、高級感漂うワンランク上の老人ホーム・高齢者住宅、施設から探せます。
サービス付き高齢者向け住宅、高齢者の生活を支援するサービスの付いたバリアフリー住宅です。トイレ・浴室・キッチン完備の居室などもあり、自宅のように悠々自適に生活することができます。入居費用を抑えつつ、いざという時にも安心して暮らせる施設から探せます。
特別養護老人ホーム、介護老人福祉施設とも呼ばれ、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設です。寝たきりや認知症など比較的重度の方、緊急性の高い方の入居が優先となるため、入居待ちの方が非常に多く、入居までに早くて数ヶ月の施設から探せます。
高齢者向け住宅、高齢者向けの賃貸住宅です。一般的な賃貸住宅同様に完全個室なため、自由に生活を送ることが可能です。有料老人ホームに比べ費用は低価格ですが、介護や生活支援サービスは別契約になるため、必要とするサービスをきちんと把握する必要があります。
食事提供などの生活支援サービスを提供する有料老人ホームです。介護を受ける場合には、外部の介護サービス事業者を利用することができます。介護度が高くなり利用サービスが増えると、介護費用が高くなったり退去しなくてはならない場合もあります。
老人ホームパンフレット請求 ↓ や介護職の求人や転職の応募のページへ。
老人ホームの種類費用・介護施設の種類費用などの介護求人について
全国の老人ホーム、介護施設、高齢者住宅、グループホームなどの介護施設求人、介護就職情報です。
介護や福祉の仕事を専門に扱った求人情報サイトです。介護や福祉の仕事に関する求人情報を、会員登録することで、求人へ応募することができます。
各都道府県から市町村別で、正社員・契約社員 パート・その他の各種条件で
検索でき、ネットから会員登録することで、求人へ応募できます。

介護施設の求人を地域からさがしたり、介護の求人を詳細条件で希望雇用形態を正社員・契約社員 パート・その他や、介護職種、その他・無資格 ヘルパー2級 ヘルパー1級 介護職員基礎研修 介護職員初任者研修 実務者研修 介護福祉士 介護支援専門員 社会福祉士 社会福祉主事任用 精神保健福祉士 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護師 准看護師 柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 介護事務 医療事務で探すこともできます。
新規オープンした老人ホーム、介護施設、高齢者住宅、介護療養型医療施設、グループホームなどの施設からの求人でも探せます。
介護職で有利な資格は、
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、
社会福祉士、医療事務、介護事務、看護師の資格などがあります。
介護求人の職種として、
介護職・ヘルパー、ケアマネジャー、生活相談員、サービス提供責任者、管理職、
機能訓練指導員、看護師、送迎ドライバー、教育・学校、介護事務、医療事務、管理栄養士、
家事代行スタッフ、その他、
老人ホーム・介護施設などの介護求人で上記職種によっては、無資格でも募集があります。
老人ホームの種類費用・介護施設の種類費用や老人保健施設、年金などについての一覧です。

